2015年08月10日

わかやま塾ネクスト月刊クロスインタビュー Vol.2



志場:現在の部署、高校総体推進課ではどのようなことをされていますか?

戸川:7、8月に和歌山で開かれている全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の実務です。総体はアスリートの選手だけでなく、歌やダンスが得意な高校生が開会式を盛り上げたり、デザインが得意な子がポスターを作ったりと高校生全員でつくりあげています。私の班は、陸上競技、剣道競技、ヨット競技の大会の準備、運営を行っています。

志場:県教委配属の前は、現場で英語の教師をされていました。色んな所で元生徒から戸川先生の熱血ぶりを聞いています

戸川:学校行事や英語が大好きで教師になりました。29歳から毎朝4㌔走り、腹筋100回、腕立て伏せ100回、斜め懸垂100回するのが日課。学校で朝から乾布摩擦して体からゆげを出していたので、生徒からそのイメージが強いのかも(笑)

野球部の顧問もしていて、「退部したい」と言う生徒を浜の宮ビーチへ呼び出し、「今悩んでいることは、このビーチの砂粒ひとつよりも小さいことや!」と説得して引き留めたことも。生徒には熱すぎて、失敗したなと思うこともあります。



2015.3.21 新聞記事



志場:2010年にはNASAの宇宙教育訓練プログラムに教育者の日本代表として選抜されたそうですね?

戸川:教師のスキルを上げて、子どもの宇宙への関心を高めるためのボーイング社によるプログラムです。教室だけで通じる英語ではなく、現場で使える生きた英語と、宇宙を通した夢のある教育をしたくて応募しました。

帰国後はブルースーツを着て、「英語が使えたら、宇宙と関わる仕事もできるんやで」と生徒たちに授業をしました。

志場:戸川さんにとって、理想の教師像は?

戸川:自ら経験したことを次世代へ伝えるのが教師の義務だと思っています。知識を一方的に説明するのでなく、経験をもとに導きだすこと。学校以外に色んな経験をし、勉強を重ね、スケールの大きな人間になり、教師自身が生徒から憧れられる存在にならなければならない。そんな先生が近くにいると、生徒は「いじめは絶対しない」と思えてくるはずですよ。

志場:わかやま塾に入ったきっかけは?

戸川:他の活動にも通じることですが、教師だけでは世界が狭いと思ったからです。異業種の人と出会い、刺激を受けたかった。わかやま塾の目的に「世界に通用する人材育成」ともあり、英語教師として「グローバルな視点で地元を大切にできる生徒を育てたい」と思っていたので相通じるものがあると感じ応募しました。わかやま塾に入り、異業種の人とコミュニケーションをとることって大事だなぁと思いますね。

志場:今後、自身として成長していきたいこと、こうなりたいとの思いはありますか?

戸川:2つあります。ひとつは、小学校4年生から続けてきた剣道をいくつになっても元気に続けること。武道の良さを、もっと知りたい。もうひとつは、英語教育に携わり続けること。

英語は世界の共通言語で、必ず役立ちます。英語を話せる人材を1人でも多く育てたい。定年後も、生きた英語が話せる生徒が育つ授業カリキュラムを研究していきたいです。




平成27年度全国高等学校総合体育大会「2015 君が創る 近畿総体」
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